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大望を描きつつ |
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人が、生きていくということは、言うまでもなく、街の中でいろんな人
たちとのかかわりの中で暮すことだと思います。できれば誰かのお
役に立ちながら生きていければ、より生き生きと過ごすことが出来る
ことでしょう。
障害があるということを理由に長い間、こうした当たり前の暮らしか
ら疎外されていた人たちがいました。様々なハンディを持った人たち
が、自分たちの思いを確かめ合い、お互いのかかわりを大切にし、
小さな結びつきを作って「街の中での暮らし方」を育んできました。小
規模作業所という結びつきです。そんなに長い歴史があるわけでは
ありません。
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これまでの20年位の間に、北九州市内でもおおよそ60ケ所を越える小規模作業所を興し活
動しています。平成16年に小規模作業所連絡協議会という団体を発足し、街の中でみんなと一
緒に暮らしていく活動をしてきました。励ましあい工夫しあいながら良質の物を作り、常に品質の
向上を心に置き、ハンディを克服するために寄り添って活動してきました。
この度、こうした活動が認められ、私たちの作品を、広く市民の方々に展示・販売するお店を開
設することになりました。小倉の京町一丁目。木の橋・常盤橋のたもと銀店街の入り口に。その
名も「一丁目の元気」と決まり、いよいよ12月1日オープンに向けて着々と準備をすすめていま
す。
「一丁目の元気」は何でもあるお店です。木工、陶芸、手作り小物、置物、無添加食品、自然野
菜等々。作業所等から持ち寄ったこれらの商品は、どの商品からも、人の優しさ、能力のたくまし
さ、手作りの暖かさ、自然のすばらしさが感じられるに違いありません。お店のモットーは、食の
安全・地産地消、環境保全・健康元気です。そして、何よりも質の良い商品を心がけていくことで
す。
NPO小規模連は、新たな文化を生み出のだという大望を描きつつ運営に当たります。
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平成20年8月
NPO小規模連 理事長 岡 ア 務
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